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私は細いわけではなく、もっと痩せたいと思うことも往々にしてあるのですが、それとは別に自分の中でひとつだけ気に入っていることがあります。
それは、体重があまり変わらないことです。
10年間変動なしだった体重
現在30代後半なのですが、ここ10年くらいは毎年の健康診断で体重、BMI、中性脂肪などの数値にほとんど変動がありません。
以前はダイエットしたりリバウンドしたり、環境やストレスで変わったりと、プラマイ7kgくらいの変動があったのですが、大人になってからは自分の体との付き合い方もわかってきて、体重は一定の数字をキープしていました。
もちろん食べ過ぎれば1-2kgくらいは普通に太るのですが、その後ちょっと控えたり運動したりと微調整すればすぐ戻ります。
つまりダイエットはしていないけれど、増やさないためのコントロールは問題なく出来ていたわけです。
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ところが1ヶ月で急に3kg増。何が起きたっ!?
しかしここ最近、変化がありました。
いつも通り生活しているのですが、何か体重が増えている気がするのです。我が家に体重計はないのですが、たまにジムで測ると予想的中の数字が。体感通り、増えていました。
最初は気にせず、食べ過ぎたかな?じゃあ少し控えよう。といういつも通りの感じでした。まあたまにある事ですから。
でも何故かうまくいかない。いつも通りのやり方では戻った感じがしない、むしろ緩やかに増加し続けてる感じがする…。そして測ると2kg増えていました。
年末年始や旅行でもないのに2kgというのはこりゃなかなか…。でも気がつかないうちに食べ過ぎてるんだよ!と自分にカツを入れ、もう少し頑張ることに。
そしてしばらく経ち…なぜだろう、減らないどころか更に増えてる気すらする…ともう一度体重計に乗ると、なんと3kg増!
いつぶり!?という数字を見てさすがにショック。
もしかして漢方なの…??
食事はある程度意識しているし、日々の活動量や消費カロリーもApple Watchに記録されており、最近は運動を増やしたので消費カロリーも増えています。
筋肉量が増えた?とも思いましたが、いきなり3kgというのは考えにくい。
年齢を重ねると太りやすくなるとか痩せにくくなるとか言いますが、さすがに唐突すぎw なのでちょっと違う気がする。
そこで気が付いたのです。
まさか「当帰芍薬散」…???
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婦人科でもらった当帰芍薬散。
1ヶ月ほど前、婦人科で生理不順や不正出血・生理痛、子宮内膜症などに効くとされている漢方、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)を処方され、1日3回飲んでいました。軽い内膜症の可能性があるけれども重篤な状況ではないので、これを飲みながら様子を見ましょうというお話でした。
まさか漢方でそんな、と思いましたが、お酒も外食も増えてないしサプリも変えていないし…これ以外に変わったことがなかったのです。
試しに「当帰芍薬散」で検索すると、「太る」というワードが提案されるではないですか!
同じ思いの方が結構いるということか…。
しかし同時にわかったのが、当帰芍薬散はあの痩せると名高い「コッコアポ」のむくみ解消漢方でもあるのです。
このパッケージ、よく見かけますよね。以前、家族が飲んでいて、体重が減ったと言っていたのを良く覚えています。ワイも痩せたいよ!一体どういうことなのだぁーー!!
当帰芍薬散で体重が減る人、増える人
当帰芍薬散はむくみを取ってくれる漢方なので、体の中に余分な水分があれば排出してくれて体重が減るはずです。それから血行が良くなり、体の冷えが改善するため、代謝も良くなると言われています。
そのため、体力がなく、冷え症で疲れやすい方、貧血気味の方に適した漢方だそう。
(私はそのどれも当てはまらないのですが…汗)
ですが、体重が増えたという方も少なからずいるようです。こんな記事を見つけました。
ツムラとしては「添付文書に記載義務のある副作用(治験などで実際に副作用が起こることが確認されているもの)としては、体重増加というのは認められていない」としたうえで、可能性として考えられるのは「当帰芍薬散の効能に血行促進や冷えの改善があり、その結果、身体全体の調子が良くなって、体重が増えるということは考えられる」ということでした。
なんとツムラ製薬さんに直接お問い合わせしてくださっています。ありがたや!
また、同じく当帰芍薬散を販売しているクラシエさんのHPには、こんな記載もあります。
漢方薬の「当帰芍薬散」は、全身に大切な栄養を与え、血行を良くするのと同時に、水分代謝を整えることで余分な水分を体からとり除いて、冷え症や生理不順を改善します。
なるほど…全身に栄養と与えてくれるということかぁ。
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血行が良くなって栄養が行き渡る
つまり、直接的に体重が増加するという作用はないけれど、血行が良くなることで今まで吸収できていなかった栄養が身体の隅々に行き渡る。更に内臓機能もアップするため、消化吸収も良くなる。
結果、体重が増える。
こういうことですね。
「当帰芍薬散を飲みはじめたから太った」という方は多くいらっしゃいます。
考えられるのは、女性ホルモンが整ったり、血行が良くなったことにより体調が良くなり、結果的に太ったという可能性です。体重が増えたということは、虚弱体質の方が健康な体になったともいえるのです。
確かに、不思議なことではないです。先ほどのリンクにもありましたが、10ヶ月で5kg増えたとか、やせすぎで困っていて、改善されて良かったという方もいます。
それから私にも、思い当たる節がないわけでもなくてですね…。食べれば太るし細いわけでもないので、「痩せの大食い」とは少々違うのですが、標準体重の割には食べる量が多いとは以前から思っていました。同じくらいの体格の女性よりも全然たくさん食べます。
日常的に運動してるからかなーと思ってましたが、違ったみたいw
だからどちらかというと、当帰芍薬散で「体重が増えた」のではなく、「本来あるべき状態に戻った」ということなのでしょう。
もしそうならば、今後はこれが自分の本来の身体の状態なのだと心得て、体重が多いと感じるなら改善した方が将来のためだろうと思います。
とほほw
もちろん良い効果も!
体重ばかりにフォーカスしてしまいましたが、もちろん良かったこともたくさんあります。
まず普通に考えて、栄養がちゃんと吸収できていないというのは良くないですよね。内臓にも肌にも髪にも。
それから先ほども書きましたが、1ヶ月目にして生理痛が普段より軽くなりました。
そして便の状態が理想的な感じで、かなり良いです。消化吸収が良くなっているっていうのはきっとこういうことなんだと思いました。
それからこれも消化が良くなったからでしょうか、良く眠れます。
気になるのは不正出血があったので(涙)、好転反応的なやつならいいのですが、もしかして体質に合っていないのではという不安も若干…。次回の通院の際に相談してみようと思います。
3kg増には少々焦りましたが、もう大人ですから体重だけに惑わされないで、しっかり見極めていかないといけませんね。
以上、私の当帰芍薬散体験記でしたっ。 …と最初はここで記事をシメたのですが、後日、子宮内膜症であることが発覚したのです。
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【後日追記】子宮内膜症・卵巣嚢胞になっていました。
色々おかしなことが続き、大きな病院で診てもらったところ子宮内膜症になっていました。詳細はこちら↓に書いています。(私のもう一つのブログへ飛びます)
【前編】子宮内膜症&卵巣(チョコレート)嚢胞発覚までのお話。
体重は、子宮内膜症の投薬治療を始めてからしばらくしてすぐにスッと戻りました。この数ヶ月のダイエットで全然減らなかったのに…。新しい病院の先生にも聞いてみたところ、体重と当帰芍薬散との因果関係はわからないが、体質に合わなかった可能性はある、とだけおっしゃっていました。
うーん、結局合う・合わないがあるということでしょうかね。私は不調が続いたので自己判断で当帰芍薬散はストップしてしまったのですが、新しい先生にはもう飲まなくて良いと言われました。3ヶ月分くらい余ってますw